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コラム:肩の凝らない身近な話
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第34号 2005/8/3発行

身近な社会問題から

 ふたたび出生率一.二九、少子化に歯止め利かずと、新聞・テレビが報じている。担当の政治家が無力を嘆いていたが、更に減少するらしい。ベビーブーム、第二次ベビーブームなどあったのかと不思議な気がする。逆にその時産まれた団塊の世代と言われる人たちの定年が来ると騒がれている。

 少子化ならば、さぞ子供達は大事に育てられているのだろうと思うと左にあらず。連日のように幼児虐待が報じられ、母親が育児に疲れたとかで自分の子供の命を奪ったむごい話もある。更に、火事や貯め池にはまったとか、防げば防げた事故は周囲にいる大人の責任でもある。

 社会の進歩、それに伴う女性の進出は一面喜ばしいが、育児に係わるある期間は、国がもっと積極的に施策を講ずる必要がある。我々医療の世界においても医師の数は三倍に増えた。特に女医の増加は著しく、彼女なしでは医療が成り立たなくなってきている。女医の方々にアンケートを調査してみると、医師として安心して働く為には職場の託児所があればと望み、更に救急時のために二十四時間預けられる託児所があればと訴えられている。

 金で済む問題ではないが、すでに行われている医療扶助の他に産まれてくるすべての子供に、経済的援助をしようと言う発言もある。政治家的発言である。

 子育ての問題が今ほど熱く論じられた時を知らないが、七割の人が少子化について関心を持たれているらしい。そのためか、数え切れない位の「子育て支援」の会が開かれてはいる。実のあるものであれば幸いだが、時世を逆手に取ったものであってはならない。児童虐待の話がでると、その後に児童相談所からコメントが出る。何となく歯痒い思いがする。

 何とか子供が多く産まれる事を願う余り、法務大臣が「出来ちゃった婚はいいが、生まれちゃった離婚は駄目」と漏らしたと言う。「貧すれば鈍する」のたとえで失礼かも知れないが、日本の道徳も地に落ちたものだ。

介護老人保健施設 孔子の里
施設長 清原 英二
清原英二

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